表側矯正?裏側矯正?マウスピース矯正??

こんにちは。

広島市中区橋本町の矯正歯科専門医院 GOSI矯正歯科院長の伊藤剛志です。

 

昨日の休診を利用してインビザライン広島スタディクラブに参加してまいりました。

この『インビザライン』というのはCAD/CAMシステムを唯一採用した

アメリカで作成されるいわゆる『マウスピース矯正』にあたります。

 

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現在日本で行われている矯正歯科治療は大きく分けて

唇側矯正治療(ラビアル矯正、表側矯正)

舌側矯正治療(リンガルブラケット矯正治療、裏側矯正)

マウスピース矯正

の3つに分かれます。

 

このうち特に②、③の治療方法は、皆様の『目立たない装置がいい』というニーズから

近年めまぐるしい進歩をしています。

 

しかしながら①〜③までそれぞれ利点・欠点があり、『これが1番!』という治療法を選択するのは

まだまだ難しそうです。

 

それぞれの利点欠点を私見ではありますが、以下にまとめます。

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唇側矯正歯科治療

・利点 → 『他の方法と比較してそれぞれの歯を比較的コントロールしやすい』

      『他の方法と比較して安価であることが多い

・欠点 → 『清掃が不十分になりやすく、虫歯・歯肉炎になりやすい

      『硬いものを食べると装置が脱落してしまうことがある』

      『装置自体が見える

      『術者の技量と経験値で治療結果がやや異なる』

 

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舌側矯正歯科治療

・利点 → 『装置が表側から見えない

      『他の方法と比較して虫歯になりにくい

      『結婚式や成人式などで写真を撮影するために装置を取り外す必要がない』

・欠点 → 『不十分な清掃により、歯肉炎になることがある』

      『硬いものを食べると装置が脱落してしまうことがある』

      『慣れるまではややしゃべりにくい(従来よりは大きく改善している)』

      『術者の技量と経験値で治療結果が大きく異なる

 

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マウスピース矯正歯科治療

・利点 → 『装置が表側から見えにくい(光の加減で見えることあり)』

      『他の方法と比較して歯磨きがしやすい・食べ物の摂取制限がない

      『結婚式や成人式などで写真を撮影するために装置を取り外す必要がない』

      『他の方法と比較して食べ物で装置が脱落することがなく、自身でトラブル管理できる

・欠点 → 『装置の着脱を患者さんにしてもらうことになるので、協力が必須

      (このためマウスピースを使用しないと治療が進まない

      『マウスピースの管理が必須(紛失する・破損するなど)』

      『マウスピース装着前の歯磨きは必須』

      『装着したままジュース、コーヒーなどを飲むと着色や歯肉炎・虫歯の原因となりうる

      『症例によっては術者の技量と経験値で治療結果が大きく異なる

 

基本的にどの方法も術者の経験値に依存することが多いのですが、

先生の得手・不得手で患者さんに勧める方法が大きく変わってくることがあります。

 

それぞれの方法はメリットもデメリットもあります。

正しい知識を取り入れていただき、よりよい治療をうけられることを

お勧めいたします。

 

もし悩まれているようでしたら

是非お気軽に近くの矯正歯科に

お問い合わせください。

 

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GOSI矯正歯科

見えない裏側矯正(Incognito・Invisaline・WIN)・小児矯正・成人矯正などの矯正歯科治療専門医院

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