ガムでできる矯正歯科治療

広島市中区橋本町の矯正歯科専門医院 GOSI矯正歯科です。

 

もうお盆休みに入られている企業も多い様で、医院前の城南通りは人と車が連日混雑しています。

毎朝いただいたお花を医院前に飾っていますが、胡蝶蘭は珍しいんでしょうか。外人さんが写真を撮ったり、ゆっくり見物されていたりします。

 

さて、以前院長の伊藤が中四国矯正歯科学会で口演発表したのですが、近年叢生(ガタガタ・八重歯などの総称)が増えてきているという報告があります。

その原因は、歯が大きくなってきている・顎が小さくなってきているという様々な研究報告があり、未だ判っていないのが現状です。ただ、ガタガタで困っている、八重歯が気になるという人がいるのは事実ですので、こういった悩みを持つお子様がいるご家庭には朗報です。

日本大学松戸歯学部歯科矯正学講座の研究報告によると、成長期の児童に一定期間のガム咀嚼トレーニングを行うことによって、咬合力および口唇閉鎖力の向上、咀嚼パターンに変化を生じ、上下顎第一大臼歯植立に影響を与え、歯列幅径が増加することが認められたとしています。

ちょっと難しいので写真をごらんください。

 

 

ガム文献9

 

最近はご飯が柔食化しており、噛む回数が減ったと言われています。これに応じて噛むパターン・噛み方が変化し、縄文人に比べ現代人は奥歯が内側に寝ていると言われています。

こうなると歯が並ぶスペースが少なくなり、ガタガタを起こす一因になっているという報告もあります。

ただし、硬いガムを噛む訓練をすると

 

ガム文献7

噛み方に変化がおこり、寝ている歯が縄文人のように起き上がってくるということです。

ガム文献8

つまり、ガムをかむことでガタガタを改善・予防できるのです。

 

すごいことじゃないですか?

前のドラえもん展での話ではありませんが、今後ワイヤーも何も使わない矯正歯科治療を行える時代がくるのではないか

そういうことを予感させてもらえる面白い研究でした。

 

ただし、ガムといっても柔らかいものではなく、硬いものをかむ必要がありますし、噛む場所、噛む姿勢も重要になりますので気になる方は是非お気軽にご相談くださいね!

 

 

150625-012

 

GOSI矯正歯科 院長 伊藤剛志

広島市中区橋本町2-27-101 幟町ロイヤルホスト1F

tel 082-222-0418(おー良い歯)

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