CTを用いた画像は、これまでの２次元２D（平面）のレントゲンと異なり３次元３D（立体）であるため、

CTにより歯や周囲組織を確認することが出来るようになることは、

情報量が何倍～難何百倍にもなることになります。

このため、これまでの２次元データでは見つけることができなかったものが明確に確認できるようになることから、

以前より正確な診断を行うことが可能になり、患者さんに対してより視覚的かつ分かりやすい説明ができる様になります。

以下にメリット列挙させていただきます。

メリット１．3Dセファロにより診断が変わります

出歯や受け口などの前後的問題を抱える不正咬合や、叢生と呼ばれるガタガタは歯の位置関係を矯正治療により変化させる必要があります。

ただし、歯を動かす範囲には限界があり、骨がある部分に適切に歯を位置付ける必要がありますが、従来のセファログラムレントゲンでは

骨のボリュームが分かりませんでした。

CTセファロを用いた場合は、HU値という骨密度はもちろん、気道そして各歯の位置の骨ボリュームがわかるため、

望ましい位置への歯の移動を予測することや、より正確な診断を下すことができます。

メリット2．術前術後の比較がより視覚化されます

３次元データを重ね合わせることにより、治療結果をより視覚的にかつ立体的に見ることができます。

術者はもとより患者さんも治療による変化を確認することができます。また、外科手術が必要な患者さんには術後予測を３次元的に行うことも可能になります。

メリット3．新システムを利用できます

Suresmileという矯正治療をよりスピーディーかつ正確に行うことができる革新的な３Dデジタル矯正システムを利用することができます。

当医院では来年2019年より利用することになっております。このシステムでは三次元的に歯の位置決めを診断時に行うことができ、当医院で使用しているIncognito同様、ワイヤーはロボットが曲げることになります。

正確なワイヤーを口腔内にセットすることで、術者は以前より理想的な位置へ歯を移動することが可能になり、患者さんにとっては治療期間が33パーセントも短くなるというメリットがあります。